LaAlO3単結晶基板(ランタンアルミネート単結晶基板)は超伝導・強誘電体をはじめ、様々な薄膜作製に使われております。
販売業者様によって価格差が大きい単結晶ですが、弊社が販売すLaAlO3基板は比較的廉価でコストパフォーマンスに優れており、各分野でのご研究に多々採用されております。
<基板表面処理後のステップテラス面>
測定ご協力:東京科学大学フロンティア材料研究所
サイズ |
10x10mm、15x15mm、20x20mm等 |
|---|---|
厚み |
0.5mm、1mm等 |
研磨 |
片面エピ研磨、両面エピ研磨 |
面方位 |
(100)、 (110)、 (111) |
次世代超伝導材料の研究に弊社LAO基板が採用されました
東芝 総合研究所の荒木博士による、
交流損失を低減する新しい超伝導構造「Planted Shared-Insulator (PSI)」に関する論文が、国際学術誌『Cryogenics』に掲載されました。
本研究は次世代の冷却システムに向けたReBCO超伝導体の安定した応用に向けた画期的な試みです。
論文内では、基板上にYBCO(YBa2Cu3O7-x)と非超伝導領域のPr-YBCOからなるキメラ構造フィルムの作製が行われています。そのスピンコート成膜工程において、弊社提供のLAO(アルミン酸ランタン)単結晶基板をご利用いただいております。
高品質なペロブスカイト構造の形成を支える単結晶基板の提供を通じて、最先端の研究成果に貢献できましたことを大変光栄に存じます。本研究の詳細につきましては、以下のリンクより論文(オープンアクセス)をご覧ください。
【論文情報】
- 論文タイトル: New AC-loss-reduction structure of ReBa2Cu3O7-x superconductors – planted shared-insulator –
- 著者: Takeshi Araki, Tomohiro Yamashita (Corporate Research and Development Center, Toshiba Corporation, Japan)
- 掲載誌: Cryogenics 161 (2026) 104436
- 論文リンク(ScienceDirect): こちらからご覧いただけます
結晶育成方法 |
チョクラルスキー |
|---|---|
結晶構造 |
pseudocubic with micro twins parallel to (100) |
格子定数 (nm) |
a=0.3821nm |
結晶カラー |
無色~ややオレンジ ※ ロット間で若干のバラつきがみられる場合がございます |
密度 (g/cm3) |
6.51 |
溶融温度 (K) |
2380 |
熱伝導率 (W/m K) |
10 |
比誘電率 |
~23.5 |
損失係数 (77K, 10GHz) |
6×10-5 |
硬度 (Mohs) |
6 |
※上記数値は保証値でなく、一般値です。